2009年11月、7曲が収録されたデビューEP『My World』がリリースされ、アメリカでプラチナディスクに認定された。Billboard Hot 100においてデビューアルバムの7曲がチャートインしたのは、ジャスティン・ビーバーが初めてである。
2010年3月、スタジオ・アルバム『My World 2.0』がリリースされる。このアルバムは複数の国で初登場首位を獲得し、アメリカではプラチナディスクに認定された。デビューアルバムのリリースに引き続き、初めてのツアーであるMy World Tourを敢行した。また、リミックス・アルバム『My Worlds Acoustic』や『Never Say Never』をリリースし、自身の伝記映画となる『ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー』が公開された。
2011年11月、2枚目のスタジオ・アルバム『Under the Mistletoe』がリリースされ、Billboard 200において初登場首位を獲得した。
1994年3月1日、オンタリオ州ロンドンの聖ヨセフ病院で生まれ、オンタリオ州ストラトフォードで育った。父ジェレミー・ビーバーと母パティ・マレットの間に生まれた。パティが妊娠したのは17歳の時であった。ジェレミーとパティは結婚しなかったが、息子の私的生活や職業生活について同じ目標があり親交を持ち続けた。パティは、母ダイアンと継父ブルースの助けを借りて息子を育てた。2012年9月には、パティの回顧録『Nowhere but Up: The Story of Justin Bieber's Mom』が出版された。この本は彼女が若い時のことや、息子との音楽業界でのキャリアを追ったものである。『トゥデイ』でのインタビューでも語ったように、周囲の人々が妊娠中絶を勧めながらも彼女はそれを拒否したことについて書かれている。パティは、低賃金の事務で働きながら公営住宅に住み、シングルマザーとして息子を身一つで育てた。ジェレミーは、他の女性と再婚し二児をもうけたが、今でもジャスティンと連絡を取り合っている。